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【19】お名前:Mさん(年齢:33歳)
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  活動期間:1年6ヶ月 / 交際期間:3ヶ月
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職業会社員
お相手の年齢35歳
お見合い回数64回
年収500万円台

YCM mariageにとって、とーっても思い出深い会員さん。
会員さんおひとりおひとりにもちろん思い出はありますが、その中でも特に思い出深い会員さんになりました。
それなりの期間、三人四脚で真剣に一緒に婚活してきましたので。

実は彼、入会した32歳まで、女性とお付き合いをしたことがなかったんだとか。
ですが、とっても礼儀正しくて、誠実な彼。
ものすごく真剣に、おひとりおひとりの女性に向き合っていただきました。

国立大学卒で、大手企業に勤めていて、背も高く、年齢も比較的若くヴィジュアルも問題なしということもあり、女性からのお見合い申し込みは、登録期間中、ずっと途絶えませんでした。
また、真面目な彼は「せっかくボクに申し込んでくれたんだから」と、お申込みいただいた女性には、もちろん全員とはいきませんが、非常に積極的にお会いいただきました。

ですが、一筋縄ではいかないのが、男女のお話し。
仮交際にまでは進むのですが、真剣交際にはなかなか進まない日々が続いていました。

年々交際したことがない方は男女ともに増えていて、近年はコロナ禍だったこともあり、グッとその数は急激に増えているようですが、敢えてお話させていただきます。
結婚は、「お互い協力し合いながら、チームとしてこの先の人生をともに過ごすもの」だとわたしは思っていて、思いやりとか気遣いという面で、正直、経験値があるかないかは、差が出てしまう部分はあるのかなぁと思っています。

例えば、一人暮らしをしたことがないと、家のことは「だれかがやってくれるのが当たり前」だったりします。
そんな男性の一面が見えたりすると、女性からすると、「わたし、あなたのママじゃないんで」ということなったりします。

なので、トライ&エラーの中で、「次はこうしよう!」ということの積み重ねで、異性から見て魅力的な人になるという面はあるのだろうと。
これが20代なら、なんの問題もないのですが、年齢を重ねるごとに、経験値の個人差はドンドン広がってしまうので、なかなか厳しくなるのでは?と。

早いコだと中学生、高校生からお付き合いを始めて、年齢相応の恋愛経験をするわけです。
これは男女問わずのお話しなので、お相手の女性がそれなりに経験があったりすると、最終的に「この人に決めた!」というモードになるには、男性にそれなりのものを求めます。
大げさではなく、「この人にわたしの人生を預けてもいいと思える覚悟」を決める「何か」です。
この「何か」は人それぞれ。(人それぞれだから厄介なのですが…)

彼は、約20年ほどの経験値の差を、1年半掛けて64回のお見合いと35人の女性とのプレ交際を経験して埋めることができたみたいです。

なんて素晴らしいことだって思いませんか⁈
何度も何度も涙した彼とずっと一緒に婚活してきて、「ついにこの日が来た!」といった感じです。

婚活がうまくいかない人にはいくつかのパターンがあります。
「うまくいかなかったことを、自分以外の人やもののせいにする」「お相手のことを批判したり攻撃したりする」「必要以上に自分を責める」「結婚はしたいけど、〇〇な人としか結婚したくない」などなど、言い出すとまだいくつかパターンはありますが、今回はここまでにしておきます。

彼もうまくいかないことが続くと、上記のどれかと似たようなスイッチが入る時は何度かあったりしましたが、最終的にはわたしたちが話すことをちゃんと受け入れてくれました。
また1年くらい前からは、彼の言動も非常にしっかりしてきましたし、以前のように深く落ち込むこともなくなったので、そろそろだろうなぁとは思ってはいました。あとはご縁ですからね。結局それから1年掛かってしまいましたが、結婚はゴールでも何でもないので、彼の言動を見て「わたしの人生を預けていい」「この人となら将来協力し合って生きていける」と思ってもらえる女性と出会うには、彼の場合1年掛かったということだと思っています。

もしこれを読んでいるあなたが、婚活があまりうまくいっていないというのなら。。。

「自分にとって、これからの人生をひとりではなく、ふたりで過ごした方が幸せ」と思うのなら、諦めるという選択肢はありません。
諦めたら、そこで終わりですから。

だから、どんなにツラいことがあっても、すべてを受け止めて、前向きに活動を続けましょう。
そうしたらある時、「あっ、自分はこの人に会うために活動を続けてきたんだ!」と思える瞬間がやって来ます。

これはわたしがいつも会員さんに言っていることです。

はじめてお会いした時は、私と目を合わせて話せなかった彼が、「前進」に「前進」を重ねて、素敵な男性になり、
そんな彼が、真剣交際、プロポーズを経て、卒業するという事実。

この事実は、「この先の人生を、ひとりではなくふたりで過ごしたいと思っているすべての人が、その想いを実現できる世の中にしたい」と、いつも思ってこの仕事をしているわたしにとって、とーっても勇気づけられる出来事になりました。

結婚式にはご招待してくれるとのこと。

まだまだお付き合いは続きますが、今はとりあえず、おめでとうございます!

素敵な彼女と出会えてよかったですね。
そして、今のMくんは、とーっても魅力的な男性になりましたよ!
とお伝えしておこうかなぁと。

お幸せに。